2016年07月19日

って思い出す

風のない午前中のベランダで、いくつかのバラの枝に、ポチリと赤いニキビのような芽吹きを見つける。沈丁花のつぼみも膨らんできた。花も緑も少ないけれど、植物を間近で眺める時間は、春を待つ今の時期が一番長い。邪魔をする虫たちもいない。

まだ化粧もしていないのを忘れて、日差しの温もりの中でのんびりと過ごしてしまうから、シミを芽生えさせてしまう季節でもありそうだ。

ベランダの流しの上の、ちょっとした棚の隅にに小さな紙袋が置いてあるのが目に入った。なんだっけと持ち上げると、中でからりと転がるものがあ。そうだ、ギンナンだ。お正月に実家から持たされたのが部屋の中でなんとなく臭う気がして、外に出してそのまま忘れていたのだ。

……と、

ここまで書いているうちに、このギンナンってもしかして、蒔いたら芽が出るんじゃない? と思いついてしまった。

もちろん、木になるまでには相当な年月が必要だろうし、そもそもベランダの鉢植えじゃ限度があるけれど、芽が出たら、それだけで楽しそうだ。

蒔いちゃおうかしら……?

そうしたらまた、
ベランダに鉢が増えてしまうのだけど。


Posted by 弄梅望雪 at 11:27│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。